ブロガーにとって、目標のキーワード検索で自分のサイトが上位何位に入るかは気になる点です。
と言うのは、検索順位で サイトのPV(ページビュー 見られる回数)が大きく違う ⇒ 稼ぎが大きく違う からです。
自分のサイトが上位何位かを調査する時、Googleで 目標のキーワード検索 をして上位何位かを順に数えていましたが、面倒になり 検索順位チェッカー を使用することにして、色々の 検索順位チェッカー を評価してレポートしました。
2024/03/26 順位変動レポート機能により、ランキングを更新しました
当記事は、独自ドメインWordpressブログ運営にてSEOを頑張りたいアフィリエイターやブロガー向けの記事です。
検索順位でクリック率が大きく違う
「検索順位でPVが大きく違う ⇒ 稼ぎが大きく違う」 からには、目標のキーワードでの検索順位が アフィリエイターやブロガーにとって注意するところですが、検索順位でクリック率(CTR)がどの程度違うかのデータが有ります。
Googleでの 1 位の平均クリック率は 28.5%、2位の平均クリック率は 15.7%、3位の平均クリック率は 11.0%、4位の平均クリック率は 8.0%、1 0位の平均クリック率は 2.5%、です。
これを見ると5位は1位の4分の1程度ですが、それ以降は極端に平均クリック率(CTR)が悪くなって行きます。
検索順位結果(SERP)での上位表示が如何に大事か、それに合わせたキーワード選択とコンテンツ内容の大切さが良く分かります。
こうなるとビックキーワードは、法人サイトが費用をかけSEOを争っているので、狙うこと自体が無謀で、頑張っても結果が出てこないことは明白です。
そこでブロガーにとり「自分に合った検索ワードで頑張る道しるべ」検索順位チェッカーは大事なツールとなります。
検索順位チェッカーの機能
無料でも有料でも、検索順位チェッカーは、おおよそ以下の機能を持っています。
- 設定した検索キーワードに対し検索順位を出力する
検索キーワード数: 1~10個
検索エンジン: Google, Yahoo, Bing Bingは除いているものが多い
PC/モバイル対応: モバイルは対応のものと未対応のものあり
検索結果順位制限: 大体の物がGoogle100位以内、Yahoo30位以内
キーワード検索ボリューム: 対応の物は少ない、結果精度の面で概略 - 保存機能
目的サイトURL保存: 対応・未対応の物あり
検索キーワード保存: 対応・未対応の物あり
検索結果順位保存: 有料のもの、無料の物はまずない - 検索結果のCSV出力: 対応・未対応の物あり
- チェックの自動化: 無料の物ではありませんが、有料の物は定期計測・結果自動保存の物あり
- チェックの通知機能: メールで毎日~毎週、検索順位の変動をレポートするものあり
① の検索順位機能は無料でも有料でも、大体同じようで、検索キーワード数が違うぐらいです。
対象の検索キーワード数は、作業上10個程度は欲しいですね。
検索結果順位制限は、無料でも有料でもほぼ100位以内です。
モバイル検索順位結果は対応のものが少ないです。
② の保存機能は、無料や月額費用が安価な物は無かったりクッキーを使用する物が多いですが、有料の物はデータベースに保存してくれる形が多いです。
③ 検索結果のCSV出力は、有料の物は、まず備えていますが無料の物はないものが多いです。
有料の物は、自動定期計測・結果保存をして、グラフィック出力してくれて、ある程度の費用が掛かるものが有りますが、個人ブロガーや小規模会社はここまで必要ではないと思います。
お薦め検索順位チェッカー 評価内容とランキング
アフィリエイターやブロガーにとってお薦めの検索順位チェッカーを実際使用確認をして調査しました。
実際に使用して評価していますので、今後追加やランキング入れ替えもあるかも知れません。
1位 GMO-GMO検索順位チェッカー
- 無料で 一つのURL キーワード10個が使用可能
- 無料で 検索順位結果のダウンロード可能
- GRCなどの設定情報をCSVでインポートする機能有り
- AIがキーワードを提案してくれる機能有り(結果はそこそこ)
- 検索順位結果がすぐに確認できなかった(少し時間がかかる)
- 無料でも有料のシステムと基本は同じようで、マニュアル付属だが勉強しないと使いこなせそう
ウェブ型・アカウント作成必要・上位プラン誘導型
無料版は、1URL、10キーワード
有料版プロ100は、5URL、100キーワード ⇒ 月額 485 円
有料版プロ1000は、50URL、1000キーワード ⇒ 月額 980 円
プロフェッショナル使用なら、満足できるかもしれません。
さすがにGMOの製品です。無料版で使用しているうちに有料版に移行したくなりますが、ここでしつこい誘導がないところが逆に良いです。
しかし、GMOグループではconoha wingなどで大物アフィリエイターを使用しており、そこら辺に自分のKWが流れないかと心配するのは余計な心配でしょうか?
毎日、順位変動があると内容をメールにて送信してくれます。 便利!
順位定時レポート機能 無料版でも毎日順位変動レポート
1日ごと、無料版でも10位以内(設定可能?)の順位変動をメールで通知してくれます。
検索順位チェックチェッカーには、ウェブ型のものアプリ型のものが有ります。
また、大体無料で使い始められますが、より以上の機能を使用しようとすると有料となって来ます。
実際にウェブから調査をして検索順位チェッカーを使用調査するので今後追加や順位変更など有る可能性があります。
2位 Lynx-無料SEOツール
- Web から簡単に使用できる
- 無料でキーワード1個使用可能だが、検索結果をすべて表示して自サイトをマーク
- 無料で検索結果をダウンロード機能あり
- PA(=Page Authority):そのページの強さ、DA(=Domain Authority):ドメインの強さ、全結果表示機能あり
- 検索順位チェック以外のSEO機能も無料、被リンク、ドメインパワーなどの計測
- キーワードの検索ボリュームの表示はない
ウェブ型・アカウント作成不要・SEO契約を広告型
無料で使用できることを考えると敢えてデメリットでは有りませんが、そのキーワードのボリュームや難易度が出ると良い。
キーワードは一つしか節亭出来ないが、そのキーワードに対する競合状態を見るには適している。
サイト内に検索順位チェッカーだけでなくドメインパワー測定などその他SEOツールがまとめられているのも良い。
3位 海外サイト SE Ranking
- 2週間は無料で 10個のプロジェクトキーワード750個が使用可能
- 被リンクなどもチェックできる
- 英語サイトだが、設定で日本語にもできる
- 競合サイトとの比較機能が豊富
- 結果がグラフィカルに出力されるので見やすいし全体からの自サイトの位置が分かりやすい
- 検索ボリュームの値が、日本を指定しているのにおかしい
- 基本英語サイト(日本語に設定も可)なので初心者は最初戸惑う
- 有料版のEssential でも月額1万円弱、個人ではある程度のPVないと割に合わない
英語サイトだが、複数プロジェクト、複数ユーザーでクラウド上使えるSEOツールが集結したプロ用
ウェブ型・View demo acountで最初2週間無料・上位プラン誘導型
無料版は、2週間以内の使用で 有料版Essentialと同等の機能(一部機能制限)を使用できる
有料版Essentialは、10 project、750キーワード ⇒ 月額 9.939 円
有料版Proは、10 project、2000キーワード ⇒ 月額 19,696 円
英語サイトですが、SEOの本家のようなサイトです。順位検索の他、競合サイトとの比較も豊富な機能
SEOの色々な機能が集結していますし、レポートがグラフィカルです。
日本語サイト: https://seranking.com/jp/position-tracking.html は有るが、入り口だけで中は同じ
毎週、順位変動内容をキーワードごとメールにて送信してくれます。 (もう少しコストが安ければ)
順位定時レポート機能 週1回の週間順位変動レポート
週に1回、登録プロジェクトごとに以下のレポートが来て、そのプロジェクトの順位変化を確認できます。
レポートは、以下のようにPDFにまとめられ週に1回、メールに添付されてレポートされます。
有料版Essentialは、10 project、750キーワード なので十分なレポート機能だと思います。
月額1万円弱なので、このくらいは当然でしょうが、
3位 GRC-検索順位ツールGRC
- インストール型だが日本のサイトで使い易い(SEO定番)
- Google,Yahoo,Bing の検索順位結果、検索ボリューム、前回との順位変化表示有り
- 無料版で、1URL、10キーワードの検索順位結果を取れる
- 無料版は 1URL、10キーワード だが1日1回しか使用できない
- 有料版は少々高いので、プロや法人向け
インストール型・アカウント登録・上位プラン誘導型
無料版は、1URL、10キーワード
有料版ベーシックは、5URL、500キーワード ⇒ 月額 495 円
有料版スタンダードは、50URL、5000キーワード、リモート可 ⇒ 月額 990 円
有料版アルティメットは、URL無制限、キーワード無制限、リモート可、CSV自動保存 ⇒ 月額 2475 円
スタンダード以上使用なら、良いかもしれませんがベーシックまではリモート可ではなく、インストールしたPCを持ち歩いて作業することになります。
ある程度SEOを仕事をする方がスタンダード以上を使用するなら目的に合うでしょう。
5位 API.com-検索順位チェッカー
- Web から簡単に使用できる
- 無料で一つのURL、検索キーワード5個使用可能
- モバイルでの検索順位が別個に確認できる
- Google,Yahoo,Bing 検索順位と検索ボリュームを表示
- 取得失敗となることが非常に多いが、そんな時はタイミングを変え行う
ウェブ型・アカウント作成不要・SEO契約を広告型
無料で検索キーワード5個、簡単ですが取得失敗が多いです。モバイルでの検索順位を取得は他にはない機能
取得失敗が多くなければ無料で使うには良いが、問題はココ。
6位 ohotuku.jp-順位チェック(検索順位チェックツール)
- ウェブから簡単に使用できる
- 無料で一つのURL キーワード3個使用可能
- Yahoo! JAPAN(10位まで)、Google(100位まで)のみ
- 結果はGoogleとYahooの検索順位のみ、
単に自分のサイトの検索順位のみ調べるのは良い。
親サイト ohotuku.jp にSEOツール集がある。
総じて、検索ボリュームの値がまちまちのように感じます。検索順位はどれを使用しても同じような値です。
運営側も何らかの収益がないと運営を続けて行けないでしょうから、SEO契約を提案するか、有料サブスクリプションを契約してもらうかの意図が有るのは無料版でも認識しなければならないです。
圏外 使用しようとしたが出来なかったもの
以下のサイトは、お薦めサイトで紹介がある場合が有りますが、当方では使用が出来ませんでした。
- i2i.jp
-
取得タグの設置をユーザー側に求めてきます。
「サルでもわかるFX」と言うスクリプトリンクタグ設置を求めて来るので、一応調査対象サイトに張り付けて実行して見ましたが、動作しませんでした。
後日、セキュリティー上、わけのわからないタグは外しました。
PCとモバイルでの検索順位の差
PCとモバイルで Google検索をした場合。検索順位結果が多少違います。
これは、Googleの評価基準が検索元デバイスで異なることから来ています。
具体的にモバイル検索の場合はモバイルでの使いやすさ(モバイル フレンドリー)が評価基準に含まれます。
PCでの検索で、競合と検索順位が同等程度でも、モバイルでの検索では。競合サイトに大きく差をつけられる場合が有ります。
Googleの検索エンジンは複雑なアルゴリズムで、ユーザーのデバイス環境によってもそのサイトのユーザービリティーを評価して多少優劣をつけているようです。
もし、あなたのサイトがPC環境での検索順位よりモバイル環境での検索順位が低い場合は、モバイル フレンドリーを改善する余地が有ります。
chrom に拡張機能 Lighthouseの使用
サイトのモバイルフレンドリーをチェックする方法として、以下の chrom に拡張機能 Lighthouse を入れる方法が有ります。
使用をするには、上記リンクをchromを使用して、クリックして現れた下図のサイトの右上「chromに追加」を押してください。
chromに拡張機能Lighthouseが追加されます。 検索窓の右横に四角い箱が有りそこをクリックするとLighthouseが出てきます。
計測するには、計測するページをchromで表示してLighthouseをクリックします。
計測には約1分ぐらいかかるようです。
このサイトのモバイルでの以下の計測結果が出てきました。
表示速度が少し遅いです。 後で改善することとして、色々な項目についてSEO上の評価が出てきます。
評価結果は、各項目ごとに△0–49、□50–89、〇90–100のスコアで表示され、それぞれ改善すべき詳細とアドバイスが表示されます。
各項目ごと
- Passed Audits = 合格
- Failed Audits = 失格
が表示され、失格の項目はSEO上改善の余地があると言うことです。
まとめ
ブロガーにとって、目標のキーワード検索で自分のサイトが上位何位に入るかは重要な点で、検索順位により収入が左右されることから、キーワード選択をしたキーワードでの検索順位をチェックしてくれる、検索順位チェッカーの評価とランキングをしてみました。
概ね、検索順位チェッカーはある程度の使用であれば無料の物で出来ますが、仕事で活用をするのであれば有料の物も範囲に入れなければならないでしょう。
「検索順位チェッカーのお薦めサイト」は、そのキーワードで探すと非常に多くのサイトがヒットしますが、似たようなサイトが多く、中には「なんでココをお薦め?」と疑問のお薦めサイトも有ります。
これは、単に「お薦めサイト」でサイト制作をする人が多いからだと思いますが、当サイトでお薦めしているものは、実際に使用をして使えたものを紹介しています。
「お薦めサイト」の中には、本当に使用できるか疑問になるものもありますので注意してください。
検索順位チェッカーを自作するには、Google Custom Search API を使用して Googleの規約 に違反しないようスクレイピングをするアプリを Python で自作しなければなりません。
この件は、他の記事で行いますが、今回は、すでに紹介されている検索順位チェッカーを実際に使用し、使い勝手を調査をしてそのメリットデメリットなど、また利用価格をまとめてみました。
独自ドメインWordpressブログ運営で「自分に合った検索ワードで頑張る道しるべ」検索順位チェッカーの活用は大事です。
どの検索順位チェッカーを使うかの参考になれば、嬉しいです
都度サービスも変化していくでしょうから、今後も良いものがあれば、定期的に紹介をします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。