アフィリエイト月収ビジネスの現状

アフィリエイトビジネスを始めるに当たり、アフィリエイトの将来収入が気になるものです

アフィリエイトビジネスは初期費用がわずかで、好きな時間に作業時間をとることが出来、簡単に始められます
しかし、将来の収入としてどのくらい稼げるのかが気になるところですね。

特に初期のころは収入がないまま、延々とライティング作業を強いられる場合もあります
そうでないと収入につながっていきませんので、ではいつになったらどのくらい収入が有るのかを、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査資料をもとに考えて見ました

はたして、これからアフィリエイトで稼げるのでしょうか? 興味のあるところですね。

目次

アフィリエイトビジネス現状の市場規模

まず、アフィリエイトビジネス現状の市場規模を調査したものが有りますので。今後の市場規模を見てみます。
2022年度の調査ですが、以下矢野経済研究所の調査データです。

国内のアフィリエイト市場の市場概況、アフィリエイトサービス事業者(ASP)の動向を調査した動向を明らかにしました

出典: 株式会社矢野経済研究所

市場全体としては、上記グラフのように、順調に伸びているようですが、下記のようにコロナ禍を経て、市場分野別の変化はあるようです。

業績低迷となった分野業績アップとなった分野
エステティックサロンなどの来店型
旅行業など
金融やオンライン講座などの
オンライン特化型サービス分野
分野別コロナ禍以降の市場動向

コロナ禍を経て、また今後のネット化、AI化で少しずつ市場は時代の変化とともに徐々に変化が進むと思いますので、アフィリエイターとしては、今後の商品選択戦略も気にしていった方が良いと思います。

また、市場の拡大とともにアフィリエイターとしてコンプライアンス面も留意していかないとなりません
下記は、消費者庁の「アフィリエイト広告をめぐる現状と論点」です。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/meeting_materials/assets/representation_cms219_210609_05.pdf

正常なビジネスとして業界が発展するには注意しなければならない点もあります
ベテランのアフィリエイターは特に参考にして欲しいです。

NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査資料内容解説

以下の資料は、引用元「NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査資料」のデータを分かりやすく解説したもので図はすべて協会の物です。 抜粋してますので、すべてを確認したい方は下記引用元を参照ください。

https://affiliate-marketing.jp/release/202306.pdf

利⽤しているASPの満⾜度調査は以下にも記載しましたので参照ください

では、元データを解析して行きます。

アフィリエイターの経験年数

現在アフィリエイトビジネスにいるアフィリエイターの経験年数から、アフィリエイターの動向を見てみましょう。

下記のデータも同協会のデータですが、全数で言うと2022年が1426名、2023年が1114名、と減少していますが、これは単にアンケートに答えた人が減ったと言う事でしょうか。それとも全数で2割程度の減少はアフィリエイターの全数が減少していると言う事でしょうか、ここは不明です。

出典:NPO法人アフィリエイトマーケティング協会

サンプルの全数が違うとしても、データ的に2022年の1年未満の569名が1年後の2023年の1年以上2年未満の181名に減少しているのは、やはりアフィリエイターの数自身が減少しているのではないでしょうか

アフィリエイター月収データ

気になるアフィリエイターの月収調査データを見てみましょう。
同じく、引用元「NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査資料」のデータです。

ひと⽉のアフィリエイト収⼊別のアフィリエイトを開始してからの年数別の割合を示したグラフです。

出典:NPO法人アフィリエイトマーケティング協会

データとして良くまとまっているのですが、もう少し詳細を解析してゆきましょう。

アフィリエイター月収の詳細

下表はまず、NPO法人アフィリエイトマーケティング協会の調査資料データを各経験年数ごと収入に分け人数を出したものです。もう少しわかりやすく解析して行きます。

データ元:NPO法人アフィリエイトマーケティング協会

以下でアフィリエイターの経験年数ごとに分け、大よそ月収がどのくらいかをグラフ化しました

アフィリエイター経験年数1年未満の月収

経験年数1年未満アフィリエイターのひと月の収入を下記の収入グループで収入の割合を求めてみました。

アフィリエイター経験年数1年未満のひと月の収入

経験年数1年未満のアフィリエイターの月収は、収入なしの方がほとんど、有っても大半が3万円以下です。しかし経験年数1年未満でも中には、月収が50万円以上の方が僅かにいます。

アフィリエイター経験年数1年以上2年未満のひと月の収入

経験年数1年以上2年未満アフィリエイターの月収を下記の収入グループで収入の割合を求めてみました。

経験年数1年以上2年未満アフィリエイターのひと月の収入は、有っても64.6%が3万円以下です。
3万円~10万円未満が12.2%、10万円~50万円未満が13.8%です。
50万円以上も9.4%と増えてきます。

アフィリエイター経験年数2年以上3年未満のひと月の収入

経験年数2年以上3年未満アフィリエイターの月収を下記の収入グループで収入の割合を求めてみました。

経験年数2年以上3年未満アフィリエイターのひと月の収入は、有っても59.2%が3万円以下です。
3万円~10万円未満が18.4%、10万円~50万円未満が13.2%です。
50万円以上も9.2%です

経験年数2年以上3年未満アフィリエイターでは約1割程度の人が本業として成り立っていると言うことでしょうか。

アフィリエイター経験年数3年以上4年未満のひと月の収入

経験年数3年以上4年未満アフィリエイターの月収を下記の収入グループで収入の割合を求めてみました。

経験年数3年以上4年未満アフィリエイターのひと月の収入は、有っても47%が3万円以下です。
3万円~10万円未満が22.9%、10万円~50万円未満が14.5%です。
50万円以上も15.6%
です。

経験年数3年以上4年未満アフィリエイターでは約1.6割程度の人が本業として成り立っていると言うことでしょうか。

アフィリエイター経験年数4年以上5年未満のひと月の収入

経験年数4年以上5年未満アフィリエイターの月収を下記の収入グループで収入の割合を求めてみました。

経験年数4年以上5年未満アフィリエイターのひと月の収入は、有っても39.5%が3万円以下です。
3万円~10万円未満が18.5%、10万円~50万円未満が18.5%です。
50万円以上も23.5%
です。

経験年数4年以上5年未満アフィリエイターでは約2割以上の人が本業として成り立っていると言うことでしょうか。

アフィリエイター経験年数5年以上10年未満のひと月の収入

経験年数5年以上10年未満アフィリエイターの月収を下記の収入グループで収入の割合を求めてみました。

経験年数5年以上10年未満アフィリエイターの月収は、有っても35.7%が3万円以下です
経験5年以上で、月収3万円以下で良く継続が出来ると思います
趣味で副業程度でないと月収3万円以下で5年以上は続けられないですね。
3万円~10万円未満が9%、10万円~50万円未満が9%です。
50万円以上も33.9%
です。

経験年数5年以上10年未満アフィリエイターでは約2割程度の人が本業として成り立っていると言うことでしょうか。

アフィリエイター月収まとめ

稼げない人(月収が3万円以下)の割合はさすがに3年も経つと減ってきますが、3年以上たっても4割程度のアフィリエイターが稼げないままで推移しています
芽が出なく、ある程度放置状態なのかもしれません。

副業であれば、月収3万円から20万程度でもOKでしょうが、本業であれば、ひと月50万円以上は必要ですね。
これに対し3年たてば2割程度のアフィリエイターが20万円以上の収益が有るようです。

石の上にも3年と言いますが、3年経つと15%程度のアフィリエイターが月収50万円以上の収益を上げているようです。

データから見ると、2年以内にノウハウをつかみ、それ以降ノウハウを生かし育てていくことで、一部のアフィリエイターに花が咲くのではないでしょうか

また軌道に乗ってくれば特別報酬の道もありますし、クリック型広告収入も合わせれば収入アップにつながるでしょう。

また数百万以上稼いでいるアフィリエイターの中には、有料のリスティング広告を利用しているアフィリエイターや外部委託も使用しているでしょうから、それなりの経費も掛かっていると思います。

アフィリエイターの収入傾向には、多くの稼げない人と少数の稼げぐ人に分かれる傾向が見られます。

アフィリエイトビジネスの継続性

アフィリエイター月収の傾向は分かりましたが、アフィリエイトビジネスの継続性と言う面では以下のグラフとなります。

アフィリエイター年数ごとの人数の減少

アフィリエイター月収から分かるように、年数が経つほどやって見たが芽が出ず止める方は多いようです
下段から年数が経つごとアフィリエイターの実働人数が減少して行く現象を集計したものです。
1年して目が出ず半数になり、3年しても稼げないとまた半分になる、このような傾向でしょうか
厳しいもので、4人に一人しか継続して行けないようです

まとめ

アフィリエイトビジネスモデルもひと頃の「SEO頑張って何でも売ってしまえばぼろ儲け」の時代とは現状が違ってきていると思います。

消費者も気を付けるべきですが、アフィリエイトビジネスモデルが正常に機能して、良い商品にアフィリエイターが付き、紹介で商品が売れれば、広告主も広告費を抑えられますし、これにより製品価格も下げられるのではないでしょうか?

特に、サービス業や美容商品などは商品価格に占める広告料の比率が多いと思いますので、この辺もアフィリエイト販売を利用して、費用対効果を上げて欲しいです。

アフィリエイトビジネスモデルは、広告主側からすればリスクなくコスパがいいものですが、良いアフィリエイターとつながり、早い時期の成果を得ることが問題かもしれません

広告主側からすれば、ある程度長期の商品サイクルの商品には向いていると思います。
ASP側も、この辺に留意をしてアフィリエイトビジネスモデルで伸びる良い広告商材を用意して欲しいです

またアフィリエイター側も、ただ売るだけでなく商品を利用して良いものを自分の意見なりで紹介をして欲しいです。

アフィリエイトビジネスモデルはネット社会の拡大とともに、まだまだ拡大はして行くものと思いますが、売る側、紹介する側、買う側が正しい認識で正常に機能していないと発展するビジネスモデルとなりません

また現状、Google のSEOアルゴリズムでは、企業サイトに有利で個人は中々、ビックキーワードで上位に食い込むことはできません

また、アフィリエイトビジネスはウェブ検索のみではなく、SNSやメールを使用したものなどでもあるようです

個人ブロガーとしては、クリック単価で稼ぐことは中々難しいので、ASPに良い広告商材を用意してもらい、それに納得したらアフィリエイトを頑張っていくしかないでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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