WordPressのファイル構成

WordPress をメンテナンスして行くと、WordPressのフォルダー構成、ファイル構成や、その役割を知りたくなる場合が有ります。

今回は、WordPress をメンテナンスやカスタマイズする上で基本的知識となる、WordPress のファイル構成を勉強します。

WordPress の根本を知りたい場合の予備知識として、押さえておきたいポイントを解説します。

目次

ファイル構成の見方

そもそもフォルダー構成やファイル構成はどのように見たらよいでしょうか?

フォルダーやファイル構成の見方

いっぺい

すでに分かっている方は
ここは読み飛ばして下さい

フォルダーやファイル構成の見方には以下の2つの方法が有ります。

  1. レンタルサーバー内のファイルマネージャーを利用する
  2. WinSCPなどの転送ツールを利用して直接サーバーの中を見る

ファイルマネージャーの利用の場合

さくらインターネットでの例で説明します。(他のレンタルサーバーでも似たようなものだと思います)

ログインした最初のホーム画面に下記のようにファイルマネージャーのショートカットが有るのでそれをクリックします。

さくらインターネットレンタルサーバー ホーム画面

開くと以下のようにファイルマネージャーが、あなたのホーム 初期ネーム.sakura.ne.jp で開きます。

ファイルマネージャーを開いた最初が初期ネームのホーム位置

さくらインターネットのレンタルサーバーのOSは、FreeBSD ですので、この初期ネームが一つのサーバーのユーザーネームとなり、他のユーザーと同居(他のユーザーエリアはアクセス不可)するわけです。

WinSCPなどで直接サーバーにアクセスの場合

WinSCPは無料で使用出来るFTPよりセキュアなサーバーへの転送ツールです。

これを使用すれば、契約しているほとんどのサーバーにアクセスが出来ます。
以下からインストールが出来ます。

使用した時のイメージは以下のようで、左にあなたのPC、右にサーバーが来てドラックすることで、アップロード、ダウンロードが可能です。

WinSCPで接続 ローカルとサーバーの内容表示

接続を設定する場合、サーバー側ホスト名(ドメイン)、ユーザー名(FTPのユーザー)、パスワード(FTPのパスワード)が必要ですが、レンタルサーバー内のサーバー情報を見ればわかると思います。

ファイル構成

本題のWordPress のフォルダー構成、ファイル構成を説明します。

まずサーバーのWordPressアドレスの位置を前記のツールで開きます。
WordPressアドレスについては、インストールしたWordPressの下記を参照してください。

WordPressアドレスの位置がそのWordPressのメインフォルダーとなります。

メインフォルダー内のファイル

メインフォルダー内にはwp-admin, wp-content, wp-includesフォルダーの他、下記のファイルが有ります。

ファイル名内容
.htaccessこのフォルダー内の基本的なサーバー動作を決めるファイル
wp-config.php基本的なデータベースへのアクセス設定を行います
wp-settings.php基本設定、変数、定数、関数、クラスの定義、プラグイン呼出しを行います
wp-login.phpユーザーログイン画面処理、ユーザー認証を行います
wp-activate.phpアカウントを有効化する処理を行います
wp-trackback.php他サイトからのトラックバックを処理を行います
wp-signup.phpマルチサイトで wp-login.php と同様の処理を行います
wp-mail.phpお問い合わせフォームなどで生成されるメール送信処理を行います
wp-load.phpwp-includesフォルダー内のファイルを扱うための処理を行います
wp-cron.phpページが読み込まれた時を基準のWordPress内CRON処理を行います
wp-links-opml.phpリンク情報をXML形式で処理するためのファイル
wp-blog-header.phpHTMLのheader情報を出力する処理を行います
index.phpページ表示に最初に起動され、テーマが有ればそれを、無ければデフォルトを表示します
WordPress メインフォルダー内ファイルの説明

メインフォルダーの構成

メインフォルダー直下には上記のファイルの他に、以下の3つのフォルダーが有ります。

3つのフォルダーの概略を説明します。

wp-adminフォルダーの構成

WordPress管理画面表示に関する php, HTML, css, 画像ファイルなどがあり、管理画面表示とその処理全般を行います。

通常この中のファイルはカスタマイズの対象ではなく、WordPressを更新した場合変更される可能性が有ります。
変更しないようにしてください。

wp-includesフォルダーの構成

WordPressの基本処理のパーツ的な集まりで大きく分けて以下の2種です。

  • APIとクラス
     WordPress の基本的な機能を規定するAPIやクラスを提供します。
  • 関数
     WordPress の基本的な関数群を提供します。テーマやプラグイン開発者が利用します。

このフォルダー内ファイルもWordPressのバージョンアップにより更新されますので、変更しないようにしてください。

wp-contentフォルダーの構成

WordPressのテーマ、プラグイン、画像など以下3つにフォルダー分けされて存在します。

  • テーマ
     themes フォルダーにテーマごと格納されています
  • プラグイン
     plugins フォルダーにプラグインごと格納されています
  • 画像など
     uploads フォルダーに画像は、年月ごとフォルダー分けされて格納されています

オリジナルテーマなど制作する場合は、themes フォルダーにオリジナルな名前のフォルダーを追加して既存テーマのファイル構造と同じような構成でオリジナルを作成します。

まとめ

以上で、概略としてのWordPress のファイル構成の説明をしました。

今後、メンテナンスやカスタマイズしていく上で、WordPress のファイル構成の概略を知っておくのは、最初の一歩です。

まずこの構成を頭に入れ、どの部分をどのようにすれば良いかをイメージしましょう。

関連記事としてWordPressのデータ構造は下記を参照ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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